去る、2月26日(火)、妊娠・出産・育児等に関する課題を抱える女性アスリート同士の交流の場を作り、お互いに悩みを相談できるネットワークを構築すると共に、専門家からこれらの課題に関する情報提供を行い理解の促進を図ることを目的とした、「女性アスリートのためのライフサポートワークショップ~出産のタイミング~」を開催しました。
本プロジェクトのリーダーである土肥美智子(JISSメディカルセンター副主任研究員)、婦人科医、小児科医、保育の専門家による講演や、元日本代表サッカー選手の宮本ともみさんから経験談をお話しいただきました。
ワークショップには選手(元選手)、指導者、NF関係者などが参加され、質疑応答では男性参加者からの質問も多数ありました。
また、ワークショップ後には女性アスリート支援事業の対象選手(元選手)と講演者たちが集い情報交換会を開催しました。
情報交換会の参加者はすべて女性ということもあり、女性トップアスリートならではの悩みや、女性として誰もが感じるであろう不安など、気兼ねなく話せる場となりました。
JAPAN SPORT COUNCILでは、今後も、女性アスリート支援事業として様々な取り組みを行って参ります。
SPORTS JAPANアンバサダーの大日方邦子さんにも、ワークショップから情報交換会まで参加していただき、参加して感じられたことをレポートしていただきました。
すべての女性アスリートにはこうした機会が必要だと感じました。
特に結婚、妊娠、出産など女性としての人生設計を考えるきっかけ作りとして、大変有意義な取り組みだと思います。
また、少人数に絞っての情報交換会では参加者が自分の状況や悩みをざっくばらんに話し合う場になり、とても打ち解けて、さながら「女子会」のように盛り上がりました。
女性特有の身体的な話は、普段なかなか気軽にすることができず、誰かに相談しようという発想すら持てない人が多いと思います。「女性アスリート」という共通項によってあっという間に親しくなれるこのような機会が今後も継続されるとよいと思います。
大日方邦子