SPORTS JAPAN アンバサダー

活動NO.005-3

SPORTS JAPANアンバサダー活動レポート

障がい者スキー教室 ~誰もが気軽にスキーを楽しめる環境を目指して~

日程:2013/03/30,31  場所:岩手県

アンバサダー:大日方邦子

ボランティアスタッフ含む参加者全員で記念撮影   大日方邦子さんによる「障がい者スキー教室 ~誰もが気軽にスキーを楽しめる環境を目指して~」を開催しました。
  岩手県の安比高原スキー場にて約50名(ボランティアスタッフ含む)が参加されました。

  このイベントは大日方さんご自身の体験や想いをもとに企画していただき、開催することになりました。
  <開催に至った大日方さんの想い>
  障がいを持った人にとっては、行動範囲を狭められてしまうとても憂鬱なものであると思います。しかし、私はチェアスキーと出会い、初めて雪山を体感した時、自然の素晴らしさ、壮大さを実感しました。雪は障がいを持った人たちに苦労を与えるものではなく、喜びを与える自然の恵みだということを伝えたいです。また、誰もが気軽にスキーを楽しめる環境になることを願っています。スキーを通して多くの人が笑顔になって欲しいと思います。

チェアスキー、バイスキーの体験講習
スキー教室の様子 1
スキー教室の様子 2
スキー教室の様子 3
スキー教室の様子 4
スキー教室の様子 5
大日方邦子さんと特別講師の森井大輝選手、狩野亮選手

  3月30日(土)は地元(岩手県)スキースクールのインストラクターを対象に、大日方さんや日本職業スキー教師協会の方を講師として、チェアスキー、バイスキーの体験講習を行いました。用具の扱い方や障がいを持つ方へのサポートの基本を学び、障がい者スキーへの理解を深めてもらいました。
  また、実際にチェアスキーに乗ることで、どんなサポートが必要とされているかを体感されました。

  3月31日(日)は障がいを持つ方を対象としたスキー教室を開催しました。
  参加者は地元岩手県在住の方や青森県、秋田県のほか、東京都や奈良県からもお越しいただきました。
  前日の講習を受けたインストラクターや参加者の家族等もサポートし、車いすからスキーへの移乗、平地でのバランス移動、転び方・起き方の練習などを行いました。慣れてきた参加者はリフトに乗り、インストラクターとロープでつながった状態での滑走や、一人での基本的な滑走とターンなど、各個人のレベルに合わせてスキーを楽しんでいただきました。

  また、現役パラリンピアンで2011-12シーズンワールドカップ総合優勝の森井大輝選手と、バンクーバーパラリンピック金メダリストの狩野亮選手が特別講師として参加してくださり、デモンストレーションでは素晴らしい滑りを披露いただきました。

  参加者で最年長(63歳・男性)の方は「こんなに楽しい経験は初めてです。周りの友達にも今回の教室のことを話して、みんなにスキーの楽しさを伝えたいと思います。」と感想を仰っていました。

  参加者、サポートしてくれたみなさんのたくさんの笑顔があふれたスキー教室となりました。

 
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