JAPAN SPORT COUNCILでは昨年7月に「新国立競技場基本構想国際デザイン・コンクール」を開催し、世界中の建築家から新しい国立競技場のデザインを公募しました。応募作品46点の中から、一次審査、二次審査、有識者会議を経て、ザハ・ハディド アーキテクト(代表:ザハ・ハディド氏)の作品が最優秀賞に選ばれました。
3月19日(火)ザ・プリンスパークタワー東京にて表彰式、レセプションを開催し、SPORTS JAPANアンバサダーの北澤豪さん、大畑大介さんにもご出席いただきました。
お二人にはレセプションでスピーチをしていただきましたのでご紹介します。
【北澤豪さんのスピーチ】
新しい国立競技場のデザインを見て、未来に向かうためのシンボルになるスタジアムだと感じました。
現在の国立競技場は僕にとって憧れでした。クラブワールドカップは小学校5年生のときからずっと観に行っていました。高校サッカーでは自分がプレーしたいという想いでいました。Jリーグの誕生もこの国立競技場からですし、天皇杯の決勝も国立競技場です。僕は引退試合も国立競技場で行わせていただきました。子どものころ憧れだった国立競技場が今は体の一部のように感じています。ここにいる国立を作っていただいたみなさんに、また新しい国立競技場を作っていただくみなさんに心から感謝します。
僕は新国立競技場の応援サポーター1号になります。
今までの歴史を背負い、新しく生まれ変わる国立、なぜ変わるのか、それは未来をつかむためです。
本日は誠におめでとうございました。
【大畑大介さんのスピーチ】
受賞されたザハ・ハディドさん、チームのみなさん、本当におめでとうございます。
国立競技場はサッカー選手の憧れの場所と言われますが、ラグビー選手であった僕にとっても国立競技場は特別な場所です。僕は高校3年生のとき、初めて国立競技場の芝の上に立たせてもらいました。当時、日本選手権(大学1位のチームと社会人1位のチームが対戦)の前座試合として、高校生の東西対決がありました。その試合に出たいという想いで日々努力していたことを覚えています。そして、いつの日か日本選手権で、また日本代表の桜のユニフォームを着て、国立競技場でプレーしたいと夢見ていました。
2019年、日本でのラグビーワールドカップが決まり、新しい国立競技場の杮落としがこの大会ということで、大変光栄に思います。8万人のお客さんに入ってもらえるか、正直、今は不安があります。しかし、僕は必ず成功させられるよう自分自身として、また、ラグビー界が一丸となり頑張ります。
このような素晴らしいスタジアムが日本にあることは世界のアスリートにとっても大きな目標になると思います。2019年のラグビーワールドカップが、新国立競技場を世界に発信できる素晴らしいスポーツイベントにするために、ラグビーファミリーの一員として気合を入れて頑張りますのでよろしくお願いします。
国立競技場の解体は2014年に始まります。
取り壊しまでのこれからの1年間、「SAYONARA 国立競技場」プロジェクトを実施する予定です。
新しい国立競技場をみんなで創り上げていくために、様々なイベント等を通して、みんなの気持ちがひとつになっていければと考えています。
プロジェクトの詳細については、決定次第、順次発表いたします。