1月14日、熊本日日新聞社主催のイベント「スポーツくじ（toto・BIG）PRESENTS 未来を育てよう！スポーツの力で。」が熊本県嘉島町の嘉島町スポーツ交流広場で開催され、朝原宣治さんによる走り方教室が行われました。
　嘉島町スポーツ交流広場は、平成23年度にスポーツくじの収益による助成金を活用して人工芝生化等の整備が行われています。この場所で子どもたちにスポーツの楽しさを存分に味わってもらい、地域住民の皆さんにスポーツくじの取組みを身近に感じてもらいたいという思いで今回のイベントが開催されました。

　このイベントは、第一部が朝原さんによる走り方教室、第二部がJリーグ・ロアッソ熊本の巻誠一郎選手とスクールコーチの皆さんによるサッカー教室という二部構成で行われたこともあり、40人を超えた参加者（小学4年～6年生）の多くは日頃サッカーをプレーしている子どもたちでした。「走ること」はサッカーのみならず、あらゆるスポーツの基礎となるものですが、それだけに特化して教えてもらえる機会というのはなかなかありません。今回はオリンピックのメダリストから直々に速く走るコツを教えてもらえるとあって、子どもたちは真剣な表情で一生懸命に取り組んでいました。

　教室では軽くグラウンドをジョギングした後、速く走れるようになるために役立つ基本運動や変形ダッシュ等の楽しみながら学べるプログラムが行われ、変形ダッシュでは朝原さんが見本を見せると、メダリストの走りに会場からは「おぉ～！」という歓声があがっていました。子どもたちからは、「サッカーの練習ではあまりやらないトレーニングがたくさんあって勉強になった」、「今までよりもっと速く走れるようになりそう！」といった声が聞かれ、後に行われたサッカー教室でもその成果を十分に発揮して元気いっぱいに走り回る姿が見られました。

　
　教室終了後は、朝原さんと巻選手による競技の枠を超えた対談が行われました。お二方の日本のスポーツの未来に対する思いが熱く語り合われ、とても良い雰囲気の中で終了しました。この模様は後日、熊本日日新聞の紙面で紹介される予定です。