岩手県障がい者育成研修会にて三阪洋行さんが特別講演
日程:2017/9/24 場所:岩手県
アンバサダー:三阪洋行
『岩手県障がい者育成研修会』(岩手県主催)にて三阪洋行さんが特別講演を行いました。
この研修会は岩手県の障がい者スポーツ選手の育成、強化のために専門的な知識やトレーニング方法などを学ぶ機会を作ることで、競技力向上につなげ、更にはパラリンピックや世界大会に出場する岩手県出身のアスリート輩出を目指し、また障がい者の更なる社会参加の促進に寄与することを目的に今年はじめて開催されました。
はじめにウィルチェアーラグビーの紹介として、三阪さんの解説のもと、地元で活動する選手によるデモンストレーションが行われました。参加者ははじめて生で見る車いすが激しくぶつかる様子、大きな音にとても驚いていました。
更に参加者にも体験してもらいました。普段は車いすで陸上競技を行っている選手は、まず、車いすが自分の競技用の物と全然違い軽いことに驚き、また陸上では他の人とぶつかることはないので、その衝撃に圧倒されつつも「とても楽しい!」と言っていました。
続いて、三阪さんのこれまでの経験を振り返り、スポーツに出会い、打ち込むことで成長できたと感じる「壁を越える人生」と題してお話していただきました。
障がいを負って、将来・未来が全く見えなくなりとても不安で仕方なったときの想いや「二度と歩くことができない。」と言われ、頭が真っ白になり思い出せないほど泣いたときのこと、そしてウィルチェアーラグビーとの出会いが少しずつ自分をかえていったことなど、今だからこそ話せるという辛かった日々のお話もしていただきました。
また、海外留学や3度のパラリンピック出場、リオではコーチとして念願のメダルを獲得した時の感動の瞬間なども語っていただきました。
そのお話を通して、参加者たちに3つのことを心に留めてほしいと伝えました。
・「違う」を自分の個性に
・「できない」じゃなくて「どうすればできるか」
・続けることで夢は叶う
参加者たちは三阪さんからのメッセージを胸に全国大会、世界大会、東京パラリンピックなどそれぞれの目標達成に向けて意欲を燃やしていました。
また、講演の記念として、2020年の東京オリンピック・パラリンピックをつなぐ記念に国立競技場に植えられていた木で作成した木メダルを参加者全員にプレゼントしました。
これからも、SPORTS JAPANアンバサダー活動を全国各地で展開できればと思います。より多くの方とふれ合う機会を設け、スポーツの楽しさ素晴しさ、競技力向上のためのアドバイスを伝えられるよう活動してまいります。
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