ブックタイトルHealth Management for Female Athletes
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Health Management for Female Athletes
(5)利用可能エネルギーと体重の検討利用可能エネルギーが増加した3名中,体重が増加した選手は1名でした.図77は,介入期間中の体重の変化量と利用可能エネルギーの変化量を表していますが,有意な相関はみられませんでした.利用可能エネルギーの改善により体重増加は予測されましたが,本研究の3カ月の介入期間では,利用可能エネルギーが改善(増加)しても体重増加はみられませんでした.(kcal/kg FFM/day)30利用20可能エ10ネルギ0ーの変-10化量p=-0.700-20(p=0.188)-30-0.2 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0(kg)体重の変化量図77体重の変化量と利用可能エネルギーの変化量との関係(6)利用可能エネルギー不足と黄体化ホルモン値の検討介入期間中,月経の回復はみられませんでしたが,個人ごとの利用可能エネルギーと黄体化ホルモン(LH)の変化をみると,図78のように全選手で利用可能エネルギーの増減とLH値は同様の動きを示しました.このことから,月経回復のためのステップとして,利用可能エネルギーを改善させることがホルモン値の改善にも有効であると考えられます.120