ブックタイトルHealth Management for Female Athletes

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概要

Health Management for Female Athletes

の比較結果からもわかるように,3大栄養素の中では「炭水化物」の摂取量・摂取割合が低い傾向にあるように見受けられます.その場合,他の栄養素摂取量に不足がみられないのであれば,炭水化物を多く含んだ食品を増やすようにします.実際には,現状のエネルギーおよび栄養素の摂取状況を評価し,何の食品(料理)を増やすべきかを考えていきますが,ここでは代表的な食品(料理)の栄養量をご紹介します(図81)71).炭水化物を多く含む食品おにぎり1個(ご飯100g)約170kcalバナナ1本約80kcalエネルギーゼリー1個約180kcalオレンジジュース(200ml)約85kcalスポーツドリンク(100ml)約25kcalカルシウムを多く含む食品牛乳1本(200ml)約130kcal普通ヨーグルト1個(100g)約70kcalチーズ1個約60kcal図81食品の栄養量(例)※「日本食品標準成分表2015年版(七訂)準拠」よりこのように,具体的な栄養指導においては現状のエネルギーおよび栄養素の摂取状況を評価し,利用可能エネルギーの改善をふまえながら栄養素の過不足も改善していきます.したがって,選手本人はもちろん,コーチやスタッフ,婦人科医や他のスタッフと連携をとりながら,管理栄養士,公認スポーツ栄養士による長期的な栄養指導介入が必要です.129