日本スポーツ振興センター(JSC)のハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)に設置された※協働チーム(「協働チーム」による中央競技団体への支援活動)では、各中央競技団体(NF)が2大会先のオリンピック・パラリンピックにおける成果を見据えて策定する中長期の強化戦略プランの実効化を支援しています。
今回は強化戦略プランの高度化に向けた取組として、冬季競技のNFを対象に「強化戦略プラン説明会(5/31)」と「強化戦略プランワークショップ(6/3)」をオンラインにて開催しました。
※協働チーム:中央競技団体(NF)を支援するために、日本スポーツ振興センター(JSC)、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)・公益財団法人日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPC)から構成されたチーム。
強化戦略プラン説明会 -ミラノ・コルティナ2026やその先に向けて-
冬季競技のNFが北京2022を経て、ミラノ・コルティナ2026及び2030年大会に向けた新たな強化戦略プランを策定するタイミングであることから、スポーツ庁から競技力強化のための支援方針、協働チームからは支援活動の概要や強化戦略プランの活用に関する説明を開催し、65名のNF関係者にご参加いただきました。
パネルディスカッションでは、東京2020や北京2022に向けて強化戦略プランを策定し実行の中心的役割を担ったNFの強化担当者4名がパネリストとして登壇し、強化戦略プラン策定におけるポイントとして、分析の重要性や計画の具現化に向けて難しかった点などについてご自身の経験や考えを紹介していただきました。
参加者からは「一番悩む人員配置やビジョンについて具体的な話が聞けた」、「経験から学ぶことが沢山あるため、是非参考にしたい」等、数多くのコメント(意見)をいただきました。
協働チームによる強化戦略プラン説明会当日の様子
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強化戦略プランワークショップ ‐現状分析とアスリートパスウェイ-
2022年1月に夏季競技のNF向けに実施したワークショップ「競技力強化のための連携・協働活動報告」同様、強化戦略プランを策定する上で重要となる「現状分析やアスリートパスウェイ」をテーマとし、46名のNF関係者にご参加いただきました。
参加者からのアンケートでは、「多種目の現状分析の事例を聞くことで視野が広まった」、「様々な分析手法があることがわかった」、「アスリートパスウェイの意味自体を漠然ととらえているのみだったが、後半のグループディスカッションとも相まって、具体的な『理想とする 求めるアスリート像』をイメージできるようになった」などの回答があり、本ワークショップでの説明やグループディスカッションを通じて新たな気づきがあり、テーマへの理解が深まったことが伺えました。
協働チームでは、今後も夏季及び冬季NFに対して、強化戦略プランに基づく活動の推進や課題解決につながる学習機会等を企画して参ります。
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