協働チームによるコンサルテーションの実施

日本スポーツ振興センター(JSC)のハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)に設置された※協働チーム「協働チーム」による中央競技団体への支援活動では、各中央競技団体(NF)が2大会先のオリンピック・パラリンピックにおける成果を見据えて策定する中長期の強化戦略プランの実効化を支援しています。

NFの強化戦略プランに基づくPDCAサイクルにおける検証段階の活動として、協働チームは年に一度「協働チームによるコンサルテーション」を開催し、協働チーム委員と各NFの強化責任者が相互に話し合い、目標達成に向けた進捗状況の確認や課題解決のための意見交換を行っています。今回は、東京2020及び北京2022大会後の総合検証として「協働チームによるコンサルテーション」を実施しました。

※協働チーム:中央競技団体(NF)を支援するために、日本スポーツ振興センター(JSC)、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)・公益財団法人日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPC)から構成されたチーム。

協働チームによるコンサルテーションの実施 -次期サイクルに向けて-

東京2020及び北京2022大会を経て、4年間(東京2020は1年延期のため5年間)の振り返りとなる総合検証では、強化戦略プランに記載された直近のオリンピック・パラリンピックにおける目標の達成度や戦略の実行状況などを振り返り、成果と課題を確認しました。
また、次期サイクルとなるパリ2024及びミラノ・コルティナ2026へ向けた中間検証を行うとともに、LA2028及び2030年大会に向けた新たな中長期計画についての確認を行い、目標や戦略を見直す機会としても活用しました。


本会議後にはこれまでの協働チームの活動に関するアンケート調査をNFの関係者に対して実施し、「中長期を見据えた強化方針の可視化と、関係者間の共有が可能となった」、「第三者によるアドバイスは新たな気づきが多く、貴重な機会である」など、協働チームによるコンサルテーションが強化戦略の改善や高度化に繋がるきっかけとして役立っているとの回答がありました。

協働チームによるコンサルテーションを対面で行なう様子

協働チームによるコンサルテーションの様子(対面+オンライン(2022年度・冬季競技))

協働チームは、今後も持続可能な育成・強化システムの確立を目指して、JOC・JPCと連携・協働しNFの支援活動に取り組んでいきます。

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