ナショナルトレーニングセンター(現「味の素ナショナルトレーニングセンター」、以下「味の素NTC」)は、スポーツ振興基本計画に基づき、我が国におけるトップレベル競技者の国際競技力の総合的な向上を図るトレーニング施設として、平成20年1月21日に開所しました。また、オリンピック競技とパラリンピック競技の更なる共同利用化を図るために、令和元年6月末に屋内トレーニングセンター・イーストが竣工しました。
味の素NTCは、競技別の専用練習場である「屋内トレーニングセンター・ウエスト」「屋内トレーニングセンター・イースト」「陸上トレーニング場」「屋内テニスコート」及び宿泊施設の「アスリート・ヴィレッジ」から構成され、競技者が同一拠点において集中的・継続的に強化活動を行うことが可能になりました。また、ジュニア競技者の育成等、長期的な強化事業への活用も期待されます。
冬季競技、海洋・水辺系競技等については、日本各地の専用施設が「ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点」に指定され、ナショナルレベルのトレーニング施設の充実とネットワークの構築が図られることとなります。
味の素NTCを管理・運営するハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)は、オリンピック競技とパラリンピック競技を一体的に捉え、国立スポーツ科学センター(JISS)とナショナルトレーニングセンター(NTC)が持つスポーツ医・科学研究、スポーツ医・科学・情報サポート及び高度な科学的トレーニング環境を提供し、国内外のハイパフォーマンススポーツの強化に貢献しています。
なお、施設の性格上、利用対象は基本的にJOCの強化指定選手、JPCの強化指定選手及び各中央競技団体の推薦を受けた強化選手に限られます。