12
16
投稿者:
host
2020/12/16 17:00
投稿日:2020/12/16
日本スポーツ振興センター(JSC)が設置するハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)では、アスリートパスウェイの戦略的支援事業の一環として「競技別コンソーシアムによる地域パスウェイの整備」事業(※1)を実施しています。
※1)アスリートパスウェイの戦略的支援事業「競技別コンソーシアムによる地域パスウェイの整備」事業についてhttps://www.jpnsport.go.jp/hpsc/ourwork/tabid/1683/Default.aspx
本事業は、JSCから中央競技団体に委託して進めており、中央競技団体が、地域で行われているタレント発掘・育成事業やその地域の競技団体、指導者と連携(コンソーシアムを形成)することで、地域の有能なタレント又はアスリートを中央競技団体が育成するナショナルタレントへとつなげていく環境を整備する、つまり、「アスリートパスウェイ」の構築に貢献することを目的としております。
令和元年度より開始した本事業は、現在8競技団体(クライミング、スキー、トライアスロン、ライフル射撃、カヌー、セーリング、自転車、フェンシング)へ委託しております。
連携する地域の選定にあたっては、JSCが運営するワールドクラス・パスウェイ・ネットワーク(※2)に加盟している地域タレント発掘・育成事業実施地域に、連携希望や練習環境のアンケートを実施し、様々な要素を検討して決定しました。
※2)WPN(ワールドクラス・パスウェイ・ネットワーク)とは、JSCが運営する、タレント発掘・育成に携わる関係団体等のネットワークで、日本全体として国際舞台で活躍するアスリートを発掘・育成するシステムを構築することを目的としています。https://pathway.jpnsport.go.jp/wpn/index.html
<令和元年度委託競技団体名一覧>
<令和2年度委託競技団体名一覧>
去る10月28日~11月5日に、外部アドバイザーを交え、令和元年度委託の4競技団体の皆様とこれまでの総括および今後の事業展開について、レビューミーティングを行いました。
「日本ライフル射撃協会とのレビューミーティングの様子」
「自粛期間中のトレーニングの様子」
外部アドバイザーから各競技団体に向けてのコメントを、一部紹介させていただきます。
〇コロナ禍にも関わらず、動画によるトレーニング映像の配信やネットワークを通じた記録の配信など現状に対応した適切な対応が行われている。また、それらの映像を指導教本の中に取り入れようとする試みも評価できる。
〇各地域で日常的に競技を実施できる環境整備もできつつあり、コーチのネットワークが広がりつつある。
〇各地域の環境に合わせたプログラムを構成し、他団体との連携によって新しく指導者の確保ができたことは、結果的に、子供たちの意識向上につながったとして評価できる。
今後もJSCの各種委託事業を通して、地域タレントの可能性を少しでも広げていけるよう活動して参ります。
Tags: