ホーム > 国立競技場を知る > 過去の刊行物 > 『国立競技場』2010年 > ~国立登山研修所だより~冬に開催した研修事業

~国立登山研修所だより~冬に開催した研修事業

平成22年3月に国立登山研修所が開催した主催事業について紹介します。

大学生登山リーダー雪上研修会

雪崩捜索実習の様子
雪崩捜索実習の様子

大学の山岳部をはじめ、登山活動を行うクラブ等のリーダーとリーダー候補者を対象に、国立登山研修所及び大品山周辺を会場として、安全で確実な登山を実践できるリーダーの養成を目指して、3月9日から5日間の日程で開催しました。

16名の研修参加者は、2日間「雪崩捜索」「登山の医学」「登山の気象」「氷雪学の基礎」の講義を受講した後、研修所内で積雪観測実習や模擬的に雪崩の捜索実習を実施しました。

3日目からは、「雪上研修コース」と「雪上基礎研修コース」に分かれて各ルートから大品山頂上を目指して入山しました。入山中の2日間は、生活技術を習得するとともに計画に基づいて適時に的確な判断を下しながら行動する判断力を身に付けました。また、実際の山岳地帯において雪崩の捜索実習を実施しました。

下山後、最終日には各班ごとに研修の振り返りを行い、全体研修でその結果を研修参加者全員が発表しました。

研修参加者は、5日間の研修を通して雪上での登山技術や知識を習得するとともにリーダーとしての責務や今後、後輩に研修会で学んだことを伝達講習することが安全な活動につながることを学びました。

平成22年度の事業計画を国立登山研修所ホームページに掲載していますので御覧ください。

※秩父宮記念スポーツ博物館だよりはお休みします。

 

ページトップへ