表彰を受けた子供たち
|
10月12日の体育の日に、国立スポーツ科学センター(JISS)及び味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)において毎年恒例行事の「スポーツ祭り2010」が開催されました。
10月に入ってから、涼しい日が続いていましたが、イベント当日は10月とは思えないほど気温が高く、晴天に恵まれました。また今年は、当日参加のイベントにも多数の方が参加してくださり、総入場者数は延べ1万4300人となり、昨年より11・2 %増となりました。
開会式は陸上トレーニング場で実施し、鈴木寛文部科学副大臣の開会あいさつの後、オリンピアンによる主催団体旗の入場、「スポーツ祭りの火」の点火に続き、全国から選ばれた子どもの体力向上啓発「ポスター」「標語」の表彰式が行われました。
表彰式の後は、JISSトレーニング体育館指導員オリジナルの準備体操を行いました。5分間で、全身まんべんなく動かせるよう工夫して作られた体操を、鹿島選手、信田選手の模範で行いました。子どもたちは楽しんでいるようでしたが、大人たちは大変そうでした。
準備体操の模範演技(鹿島選手、信田選手(体操))
|
準備体操をする子供たち
|
開会式の後の陸上トレーニング場では、オリンピアンとの「ふれあいジョギング」、「ふれあい大運動会」が行われました。「ふれあいジョギング」では、子どもから大人まで、2000 人を超える参加者が、周辺の道路約2キロをオリンピアンとともに走りました。2キロという距離は意外にきつかったようで、息があがってしまった参加者も多く見られました。
ふれあいジョギング
|
ふれあい大運動会
|
JISS、NTCでは専用利用施設を利用し、各競技団体主催のスポーツ教室が行われました。今年も一番人気は競泳教室で、50人の募集に対し、500人を超える応募がありました。
新体操教室や競泳教室では、田中琴乃選手や寺川綾選手などから丁寧な指導を受けられて、密度の濃い内容だったようです。当日参加のイベントにも多数の方が参加してくださり、スポーツチャンバラなどの新しいスポーツに子どもたちは興味津々で楽しんでいました。
新体操教室(田中琴乃選手)
|
競泳教室(寺川綾選手)
|
レスリング教室
|
アーチェリー教室
|
みんなで順番に並んでロープ・ジャンプ
(レッツ・チャレンジ!おもしろスポーツ)
|
スポーツチャンバラを初体験
|
またその他、JISSのレストランにおいて「親子でアスリート食体験」が行われ、アスリートが JISSの栄養指導食堂で日々食べている食事を親子で実際に食べてもらいました。この体験を通して、アスリートとして強くなるための食事とは何かを学ぶことが出来たのではないでしょうか。
大盛況だった「親子でアスリート食体験」
|
そして今回一番注目されたのは、屋外テニスコートで行った「カップルテニス」です。急遽行うことになったイベントなので、スポーツ祭り2010の参加者募集チラシにも載せてなく、募集は Webでの告知のみ。「参加者が集まらないのでは……」と心配しましたが、予想に反して20名程度の参加がありました。
「スポーツで婚活」というのが珍しかったためか、参加者より多いくらいの報道陣が来ており、ニュースなどでも多く取り上げられました。
年々新しいイベントが加わると同時に参加者も増えてきておりますが、大きな怪我もなかったことは幸いでした。最高の施設でトップアスリートと一緒に目を輝かせて、走ったり、跳んだりしてスポーツをした時間は、参加した子供たちの大きな財産となったのではないでしょうか。将来この参加者の中からメダリストが育つことを願っています。
|