新年のあいさつ

国立競技場長 田屋 三夫

新年明けましておめでとうございます。

田屋三夫氏

国立競技場は、毎年多くの皆様にご利用いただいており、これからも国際的・全国的な競技大会の開催に利用していただくとともに、お客様が安全・ 安心かつ快適に観戦できるよう、施設の整備を実施していきたいと考えております。

昨年7月には、2019年ラグビー・ワールドカップの日本開催が決定いたしました。国立競技場の秩父宮ラグビー場も開催地候補となっておりま す。2016年オリンピックの東京開催招致は、残念ながらリオデジャネイロでの開催に決まりました。

一方で、日本サッカー協会は、サッカー・ワールドカップを2018年か22年をターゲットに2回目となる日本開催を目指しています。今年12月 の投票により決まる見込みとなっておりますが、たいへん大きな関心事です。

国際大会に限らず、選手が競技に打ち込むひたむきな姿は、国民に夢と希望を与えてくれますし、さらにはこういった大会を多くの人が見て楽しむこ とによって、社会を元気にもしてくれます。

トップレベル選手の素晴らしいプレーや意表を突くプレーは、それだけで驚きや感動に満ち溢れており個々人の頑張る力を引き出すきっかけにもなり ます。

そのためには、施設管理者として、トップレベルの大会に高水準の競技の環境を提供できるよう、最大限の努力をしていきたいと思っています。

国立競技場に与えられた使命は、大規模スポーツ施設としてより効率的な施設運営に努めることはもとより、国立競技場に足を運んでいただく皆様 が、スポーツの楽しさや躍動を存分に味わっていただけるような機会を提供することと考えています。

昨年4月にセンターへ移管されました、国立登山研修所及び当国立スポーツ科学センターとも連携しながら、日本のスポーツの振興に中核的な役割を 果たすため、一層の努力をしてまいりたいと思っております。

今後とも皆様のご指導とご協力を賜りますようお願いを申しあげまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

 

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