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助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:茨城県坂東市】

 令和元年度地域スポーツ施設整備助成で、坂東市猿島体育館改修事業を行った茨城県坂東市の調査を実施しました。
 坂東市猿島体育館は、昭和55年12月に建設され、主にバスケットボールやバレーボールなど、屋内球技の各種大会が開催されてきた鉄筋コンクリート2階建の体育館で、日頃よりスポーツ少年団や部活動、敬老会などたくさんの地域住民に利用されてきました。しかし、経年によるアリーナ床の劣化が著しく、水銀灯が将来的に使用できなくなることを受け、利用者の安全確保と利用促進のため、この度スポーツ振興くじ助成金を活用し、アリーナ床の全面的な改修と屋内照明のLED化などを行いました。
 競技エリアである床を全面改修したことで、剥離や割れがなくなり、怪我の恐れなどが解消され、安全な競技環境を整えることができました。また、屋内照明をLED化して明るさが増したことで、競技を実施する際にはっきりと選手やボールを確認できるようになりました。加えて、老朽化していた固定式バスケットゴールも改修するなど、工事全体を通して、球技での利用者が多い猿島体育館の利便性向上に資する整備内容となっています。
 利用者層も小学生から高齢者までと幅広く、年間を通して様々な大会が開催されており、利用者からは「床が綺麗になり安全に競技ができるようになった」、「改修前に比べ利用しやすくなった」との声が寄せられています。これからも引き続き、坂東市の主要な体育館として、より多くの人に利用されることが見込まれます。
 今後の課題としては、照明の保守点検のための財源確保や、アリーナ床の適切な維持管理を日頃から行い、長寿命化を図ることなどが挙げられます。
 坂東市猿島体育館が、スポーツ活動の拠点として、これからも地域スポーツの振興に大きく貢献していくことを期待します。

(令和2年12月7日 Web会議により実施)

助成団体 茨城県坂東市
事業名 坂東市猿島体育館改修事業
事業細目名 スポーツ競技施設等の整備
助成金額 16,000,000円
 

 

坂東市猿島体育館の様子 坂東市猿島体育館の様子
(写真)坂東市猿島体育館の様子(※写真提供:茨城県坂東市)

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