助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:茨城県神栖市】
令和元年度地域スポーツ施設整備助成で、神栖海浜運動公園サッカー場天然芝生化改設事業を行った茨城県神栖市の調査を実施しました。
神栖市はJリーグチームのホームタウンであり、サッカーグラウンドも集積していることから、県外も含め年間約30万人もの人がサッカーの合宿で訪れています。
今回整備を行った神栖海浜運動公園サッカー場は、サッカーを中心としたスポーツが盛んな鹿行地域の中でも、多くの大会を実施している施設です。コートはAグラウンド、Bグラウンドと2面に分かれ、全面に天然芝が敷き詰められたサッカー専用施設となっており、市内外の各種サッカー大会で利用されています。しかしながら近年では、経年劣化による摩耗が見られ、また、2018年にはチュニジアオリンピック委員会と、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプに関する基本合意書を締結したこともあり、この度、スポーツ振興くじ助成金を活用し、既存の天然芝グラウンドの改修を行いました。
芝種は、天然芝の中でも丈夫で繁殖力に優れたティフトン419を選定し、利用者が安全にプレーできる環境を整え、かつ、事前キャンプを誘致できる水準の整備内容となっています。
利用者層も小学生から社会人までと幅広く、年間を通して様々な年齢層を対象とした大会が開催されており、利用者からは「芝が整備されたことで、安全に競技を行えるようになった」との声が寄せられています。これからも引き続き、市内の主要なサッカー場として、より多くの人に利用されることが見込まれます。
今後の課題としては、海が近いことによる海風・塩害への対策や、日々の適切な維持管理を続け天然芝を良好な状態に保ち、グラウンドを長寿命化することなどが挙げられます。
神栖海浜運動公園サッカー場が、神栖市のサッカー競技の拠点として、これからも地域スポーツの振興に大きく貢献していくことを期待します。
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助成団体 |
茨城県神栖市 |
事業名 |
神栖海浜運動公園サッカー場天然芝生化改設事業 |
事業細目名 |
天然芝生化改設 |
助成金額 |
24,000,000円 |
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(写真)神栖海浜運動公園サッカー場の様子(※写真提供:茨城県神栖市) |
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