助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:神奈川県海老名市】
平成30年度東京オリンピック・パラリンピック競技大会等施設整備助成で、東京オリンピック・パラリンピック競技大会等キャンプ地施設整備事業を行った、神奈川県海老名市の調査を実施しました。
今回整備を行った海老名運動公園陸上競技場は、改修前からラグビーやサッカーのグラウンドとして利用されていましたが、ラグビーワールドカップ2019(RWC2019)の開催に際し、ロシア代表がキャンプ地として利用するため、陸上競技場トラック内の天然芝の改修、施設内のトイレ及びシャワー室におけるバリアフリー化、諸室の整備を行いました。キャンプ地になったことをきっかけに、外国の方にも対応できるようになり、より安全で快適な施設となりました。
ロシア代表のキャンプ中には、地元のラグビー教室に通う小学生とラグビー部の中学生を対象に、選手と交流する機会が設けられました。参加した子どもたちは、選手とのふれあいを通じ、世界レベルのラグビーを体験することができました。
また、RWC2019以降も、60歳以上を対象としたラグビーフットボール大会「2021ねんりんピック神奈川大会」の開催や国体関東ブロック予選大会、市のラグビーフットボール協会主催によるラグビーリーグ戦、サッカー大会などが予定されており、今後もRWC2019のレガシーとして施設の活用が期待されます。
今後の課題は、今回整備を行わなかった陸上競技場のトラック部分の改修費用の財源確保や天然芝の維持管理を、適正に行っていくことです。
引き続き、定期的な保守点検を実施し、日々の適切な維持管理を続けることで地域住民の体力向上、スポーツ振興につながることを期待します。
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助成団体 |
神奈川県海老名市 |
事業名 |
海老名運動公園陸上競技場改修工事 |
事業細目名 |
東京オリンピック・パラリンピック競技大会等キャンプ地施設整備事業 |
助成金額 |
147,883,000円 |
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(写真)海老名運動公園陸上競技場の様子(※写真提供:神奈川県海老名市) |
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