平成29年度大規模スポーツ施設整備助成で、京都スタジアム(仮称)整備事業を行った京都府の調査を実施しました。
今回整備を行った京都スタジアムは、Jリーグクラブの京都サンガF.C.のホームスタジアムで、収容人数約21,600人を有する府内唯一の専用球技場です。サッカーやラグビーなどの国際試合も開催可能な施設で、主にJリーグの試合で利用されるほか、皇后杯やなでしこリーグの試合で利用されています。
また、スタジアム内には、スポーツクライミングの国際基準を満たした屋内型クライミングジムや3×3バスケットボールコートなども併設されており、複合型スタジアムとなっていることが特徴です。そのため利用者層も幅広く、Jリーグの選手に加え、各競技の選手のほか、一般の学生・社会人にも利用されています。利用者からは「ピッチとスタンドが近く臨場感がある」と好評を得ており、建設するにあたっての1つの目標であった「賑わいの創出」に資する施設となっています。
府内最大規模のスポーツ施設として、官民連携による施設の有効な活用が見込まれますが、今後の課題としては、広大な施設の点検・保持・修繕に関する財源確保や、長期的な維持管理計画の策定と実施などが挙げられます。
京都スタジアムが、府内外のスポーツ活動の拠点となり、スポーツの振興に大きく貢献していくことを期待します。
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助成団体 |
京都府 |
事業名 |
京都スタジアム(仮称)整備事業 |
事業細目名 |
Jリーグホームスタジアム整備 |
助成金額 |
3,000,000,000円 |
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(写真)京都スタジアムの様子(※写真提供:京都府) |
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