助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:北海道北見市】
令和2年度地域スポーツ施設整備助成を受け、北見市留辺蘂町八方台スキー場索道機原動設備更新事業を行った北海道北見市の調査を実施しました。
今回整備を行った北見市留辺蘂町八方台スキー場は、平成2年に供用開始され、シーズンになると学校の授業や、学生の合宿等で利用され、地域住民参加型のスキー大会も開かれるなど市内のスキー振興に大きく貢献している施設となっています。これまで索道機の部分的な修繕は行っていましたが、稼動から30年が経過し老朽化が進んでいるため、索道機を含めた施設内の設備の更新が必要となったことから、今回スポーツ振興くじ助成金を活用し整備を行いました。
主原動設備をインバータ仕様に更新し、予備原動装置を設置したことで、これまでよりも安全にリフトを運行できるようになりました。また、施設の長寿命化にも繋がり、今後もより多くの方に利用されることが見込まれます。
傾斜が比較的緩やかなスキー場ということもあり、利用者層は観光客から部活動、社会人チームと幅広く、利用者からは「初心者から上級者まで安心して利用できるようになった」、「安心して合宿の計画が立てられる」、「良好な練習環境が整い利用しやすくなった」との声が寄せられています。
今後の課題としては、シーズン中の試運転やメンテナンス等、施設内の環境を良好に保てるよう維持管理の徹底を図ること、またそのための財源確保などが挙げられます。
北見市留辺蘂町八方台スキー場が、北見市のスポーツ活動の拠点として、これからも地域スポーツの振興に貢献していくことを期待します。
(令和3年12月15日 Web会議により実施)
助成団体 |
北海道北見市 |
事業名 |
北見市留辺蘂町八方台スキー場索道機原動設備更新事業 |
事業細目名 |
スポーツ競技施設等の整備
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助成金額 |
16,000,000円 |
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(写真)北見市留辺蘂町八方台スキー場の様子(※写真提供:北海道北見市) |
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