令和3年度将来性を有する競技者の発掘及び育成活動助成を受け、「えひめ愛顔のジュニアアスリート発掘事業」を行っている愛媛県の調査を実施しました。
愛媛県では、優れた素質を有する競技者の発掘を目的として事業を実施してきた結果、本事業の修了生が女子ウエイトリフティング競技で「2024年パリオリンピック代表候補強化指定選手」として認定された他、ボート競技ではアジアジュニアボート選手権日本代表選手に選出されるなど、世界の舞台で活躍できるアスリートが着実に育ってきています。
昨年度に続き、令和3年度も新型コロナウイルス感染症の影響で、4~5月にかけて、また、8月中旬頃は子ども達を集めることができず、オンラインでの実施となりました。そのため、パスウェイに繋がる活動ができなかったことや、県外に赴き指導を受けるといった経験ができなかったことが苦悩した点として挙げられます。
一方で、JSCのハイパフォーマンススポーツセンターにおいて実施している「アスリート育成パスウェイ事業」からアドバイスを受け、平成29年に開催された愛媛国体の競技会場として建設されたクライミングパークを活用し、日本山岳・スポーツクライミング協会と連携した活動を実施しています。また、最近ではフェンシング競技を強化しており、中央競技団体との連携を積極的に推進することを視野に入れつつ、既存施設の有効活用や、今まで接することのなかった競技を体験できる機会を増やすことで事業の発展に繋げています。
今後も、スポーツ振興くじ助成金が効果的に活用され、世界の舞台へのステップアップを目指すジュニアアスリートのサポートや、様々な競技にチャレンジしやすいシステム構築に繋がることを期待しています。
(令和3年11月2日 Web会議により実施)
助成団体 |
愛媛県 |
事業名 |
えひめ愛顔のジュニアアスリート発掘事業 |
事業細目名 |
身体・運動能力特性に基づくタレント発掘・育成 |
助成金額 |
8,000,000円 |
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(写真)えひめ愛顔のジュニアアスリート発掘事業の様子(※写真提供:愛媛県) |
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