令和2年度地域スポーツ施設整備助成(スポーツ競技施設の大規模改修等)を活用し、大田原市美原公園第二球場グラウンド改修事業を行った栃木県大田原市の調査を実施しました。
大田原市美原公園第二球場グラウンドは、市内のスポーツ拠点である美原公園内に位置し、軟式野球、ソフトボールの中心的な施設として、年間を通して多くの方に利用されています。特にソフトボールでは、令和3年に第39回全国高等学校女子選抜大会、第73回全日本総合女子ソフトボール選手権大会が開催され、令和4年にも国民体育大会ソフトボール競技(成年女子)が開催予定であるなど、全国規模の大会で利用される施設となっています。
今回の改修は、地域住民に加え、大田原市ソフトボール協会や国民体育大会に関する視察団からの要望もあり、雨天時の水捌け改善や安全なプレー環境の整備を目的に、スポーツ振興くじ助成事業として実施されました。
改修後、選手や大会関係者からは「施工前と比べて水捌けが格段に良くなった」、「不陸が無くなりイレギュラーが減った」、「保護マットが設置され安全になった」など喜びの声が数多く寄せられています。
一方、施設環境の改善により稼働率が向上したことで、良好なグラウンドを維持していくためのメンテナンスが今後の課題として挙げられます。従来は利用者によるグラウンド整備が日常的なメンテナンスの中心でしたが、中長期の適切な施設管理を見据えて、市や業者による定期点検日を追加で設けました。
当施設が、栃木県大田原市のスポーツ活動の拠点として、引き続き地域住民に活用されることを期待します。
(令和3年12月1日 Web会議により実施)
助成団体 |
栃木県大田原市 |
事業名 |
大田原市美原公園第二球場グラウンド改修事業 |
事業細目名 |
スポーツ競技施設の大規模改修等
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助成金額 |
49,493,000円 |
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(写真)大田原市美原公園第二球場グラウンドの様子(※写真提供:栃木県大田原市) |
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