令和元年度地域スポーツ施設整備助成を受け、哲学堂野球場の人工芝生化新設事業を行った、東京都中野区の調査を実施しました。
　令和元年度の人工芝生化新設事業として整備を進めていましたが、この野球場を含む哲学堂公園が「国指定名勝」の告示を受け、工事を一時中断する必要があったため、事業の期間延長を行い、令和2年9月から施設の供用が開始されました。
　今回整備を行った哲学堂野球場は、哲学堂公園の敷地内にある施設で、大人がプレー出来る野球場として区内のもう1か所の野球場と共に、広く地域住民に利用されてきました。整備前は天然芝の野球場でしたが、芝の老朽化や降雨、降雪によるコンディション不良で利用日が限られることから、利用者からの要望も反映し、この度全面を天然芝に近い使用感の人工芝への張替えを行いました。
　主な利用者は小学生・中学生の少年野球チームや、社会人野球チーム、ソフトボールチームが多く、整備前から地域の大会や近隣区と持ち回りの野球大会などが実施されており、引き続き整備後も大会を実施していく予定です。
利用者からは「コンディション不良による利用中止がなくなって良かった」と喜びの声が上がっています。
引き続き、定期的な保守点検を実施し、哲学堂野球場が地域住民の体力向上、スポーツ振興の場となることを期待します。

（令和3年10月28日　Web会議により実施）

（写真）哲学堂野球場の様子（※写真提供：東京都中野区）