助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:大阪府池田市】
平成30年度東京オリンピック・パラリンピック競技大会等キャンプ地施設整備事業で、池田市立総合スポーツセンターの改修を行った大阪府池田市の調査を実施しました。
池田市立総合スポーツセンターは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会のロシアのバレーボール代表チーム、フランスの車いすバスケットボール代表チームによる事前キャンプ施設として利用されることが決まり、受入れに際してチームの練習環境を整えるため、アリーナ床面の張り替え、照明のLED化、空気調和設備の改修、並びにトイレ、更衣室のバリアフリー化を実施しました。
しかし、令和2年6月の改修工事完了後、事前キャンプの受入れに向けて準備を進めていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、市・両選手団合意の元、正式に中止が発表されました。
事前キャンプで利用されることはありませんでしたが、元々、地域住民による利用が非常に多い施設であったため、改修後も多くの方々に利用されており、「照明が明るくなった」、「空調がついて嬉しい」、「トイレが綺麗で使いやすくなった」など、喜びの声が数多く寄せられています。
また、本改修が実施されたことで、より快適なスポーツ環境が整いました。同スポーツセンターでは地域住民を対象としたスポーツ教室やイベントも開催されており、改修による地域への波及効果として、スポーツ参画人口の拡大が見込まれます。
新型コロナウイルス感染症への継続的な対策や、今回改修できなかった設備等の整備計画など、施設運営や維持管理の面が今後の課題として挙げられますが、池田市立総合スポーツセンターが市のスポーツ振興の拠点として、より一層活用される施設になることを期待します。
(令和3年11月26日 往訪)
助成団体 |
大阪府池田市 |
事業名 |
池田市立総合スポーツセンター改修工事 |
事業細目名 |
東京オリンピック・パラリンピック競技大会等キャンプ地施設整備事業 |
助成金額 |
150,000,000 |
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(写真)池田市立総合スポーツセンターの様子(※左:大阪府池田市提供、右:JSC撮影) |
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