助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:公益財団法人日本武道館】
平成30年度から令和2年度にかけて日本武道館整備事業を行った、公益財団法人日本武道館の調査を実施しました。
武道の稽古場、競技場として利用されている日本武道館は、1964年に建設され、同年の東京オリンピック競技大会の柔道競技の会場となった施設です。今回の整備は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、大会の成功、日本のランドマークとしての建物施設のレガシー化、共生社会にふさわしいバリアフリー化を実現することを目的に行われました。スポーツ振興くじ助成金を活用し、バリアフリー設備の充実、電気設備、空調設備の改修等を行ったことで、安全性、機能性、快適性、バリアフリー性の向上に繋がりました。また、今回の整備により、誰もが利用しやすい環境が整ったことで、日本武道館の本来の目的である青少年への武道振興普及事業の安全かつ効果的な執行にも資する施設となりました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大後は利用団体数も減少しましたが、例年、武道関係の大会等が年間で約70日開催されるほか、文化的イベントも多く開催されており、東京都内のみならず、日本全国の多くの方に親しまれる施設となっています。今後は、武道団体の全国大会や国際大会等大規模大会の会場としての利用希望が増加することも予想され、東京2020大会のレガシーとして更なる利活用が見込まれます。
日本武道館が国内武道の拠点として、より一層活用される施設になることを期待します。
(令和3年12月17日 往訪)
助成団体 |
公益財団法人日本武道館 |
事業名 |
日本武道館整備事業 |
事業細目名 |
日本武道館整備事業 |
助成金額 |
1,620,772,000円 |
|
|
(写真)日本武道館の様子(※写真提供:公益財団法人日本武道館) |
|