令和3年度総合型地域スポーツクラブ活動助成を受け、クラブマネジャー設置事業を行っている一般社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブの調査を実施しました。
　コンサドーレ北海道スポーツクラブは、北海道札幌市にある総合型地域スポーツクラブで、現在3種類のスポーツ教室を展開しており、会員数は1,000名以上にのぼります。
　Jリーグのチームである知名度を活かし、SNSで幅広く告知をすることで順調に会員の確保ができています。総合型地域スポーツクラブ活動助成を受けることにより財政面が安定したことで、事業の拡大に向けた中長期的な事業計画の取り組みにも従事できています。
　また、道内の自治体との連携も密にされており、新事業考案の際には北海道スポーツ協会等から著名な指導者を招いて事業拡大を進めています。さらに、中学生・高校生向けの教室を開催する際には、大学とのパイプを活かし、専門的な指導者を招くことで、会員の満足度向上を目指しています。
　今後の課題としては、クラブ運営のノウハウを若手スタッフに継承することや、サッカーだけでなく複数の種目において質の高い教室を提供することで会員の満足度を上げ、会員の確保へと繋げていくことが挙げられます。
　今後もクラブの知名度や自治体との密な連携を活かしたクラブ運営を行い、総合型地域スポーツクラブとしてより発展されることを期待しています。

（令和3年10月22日　Web会議により実施）

（写真左）サッカー教室の様子・（写真右）バドミントン教室の様子 （※写真提供：一般社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブ）