助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成：北海道北竜町】

　令和3年度地域スポーツ施設整備助成で、北竜町営スキー場スーパースターリフト化改修事業を行った北海道北竜町の調査を実施しました。
　北竜町営スキー場は、昭和43年に建設されたハンガー式ロープリフトを備えたスキー場です。シーズンになると、社会人をはじめとするスキー・スノーボード愛好者や、地域の子供たちによるスキー団体など、町内外から世代を問わず多くの方が利用しています。しかし、昭和59年から使用しているリフトの経年劣化が著しく、故障も度々見受けられていたことから、施設の長寿命化及び利用者の安全性確保のため、スポーツ振興くじ助成金を活用し、老朽化した既存のリフトを更新しました。
　劣化や不具合等が改善されたことで、シーズン中の閉場を回避でき、利用者の安全性も保てるようになりました。また、機種をスーパースターリフトに更新したことにより、雪面に合わせ滑車を上下させる機能が追加されたため、子供たちの乗り降りが容易にできるようになりました。
　利用者からは「初心者から上級者まで安心して利用できるようになった」、「リフトの高さを変えることができ、以前より利用しやすくなった」との声が寄せられています。これからも引き続き、北竜町の主要なスキー場として、より多くの人に利用されることが見込まれます。
　今後の課題としては、シーズン中の試運転やメンテナンス等、施設内の環境を良好に保てるように維持管理の徹底を図ることやそのための財源確保などが挙げられます。
　北竜町営スキー場が、町のスポーツ活動の拠点として、地域スポーツの振興に貢献していくことを期待します。

（令和4年10月13日　往査により実施）

（写真）北竜町営スキー場の様子