助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:公益財団法人全日本柔道連盟】
令和4年度国際競技大会開催助成を受け、「グランドスラム東京2022」を開催した公益財団法人全日本柔道連盟の調査を実施しました。
グランドスラム大会は、オリンピック、世界選手権に次いでステータスの高い国際柔道連盟主催の大会であり、12月3日(土)から12月4日(日)までの2日間に渡って開催されました。また、本大会は、パリオリンピックの選考大会となっており、多くの注目を集めていました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による大会中止の影響もあり、5年ぶりの東京開催となった本大会は、新型コロナウイルス感染症への感染対策を講じながら、開催する必要がありました。そのため、海外から来日する選手や関係者、スタッフ等約600名と観客約8,000名に対して、コロナ対策費用が膨らむことが想定され、本助成金はこの対策経費としても活用されました。
感染症対策等が取られた会場で、多くの観客に見守られながら行われた試合は、審判の「いっぽん」「まて」の声が響き、目が離せないほど目まぐるしく、また粛々と熱い戦いが繰り広げられていました。
会場では、歴代有名選手によるサイン会や柔道の楽しみ・魅力を伝えるためのイベントブースの出店、スポーツ庁が実施している「スポーツ×テクノロジー活用事業」による「JUDOコレカ(柔道のデジタルトレーディングカード)」の初披露等が行われていました。
そのほか、テレビ各局・新聞社との連携やYouTube,Instagram,FacebookなどのSNSを利用して、本大会に関する情報発信を行い、観客を集めるための工夫を行っていました。
実施状況調査を通じて、本大会のスケールの大きさを感じとることができました。今後も大会の成功はもとより、コロナ禍での開催で得られた知見・ノウハウを活かして、柔道の古くからの伝統を守りつつ、より発展していくことを期待します。
(令和4年12月4日 往査により実施)
助成団体 |
公益財団法人全日本柔道連盟 |
事業名 |
グランドスラム東京2022 |
事業細目名 |
国際競技大会開催
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助成金額 |
93,306,000円 |
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(写真)大会の様子 |
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