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助成事業紹介【スポーツ振興基金助成:公益社団法人日本ホッケー協会】

 令和4年度スポーツ団体大会開催助成を受け、「WMH Masters Hockey World Cup 2022 Tokyo」を開催した公益社団法人日本ホッケー協会の調査を実施しました。
 10月19日(水)から10月29日(土)の11日間に渡って開催された本大会は、新型コロナウイルス感染症の影響から2年越しの大会開催となり、60歳以上のシニア世代の男子(60+/65+/70+)の国別対抗戦と、Sprit Of Masters(国代表の第2チーム)のチーム対抗戦が実施されました。
 調査当日は、60+の準決勝で、往年のオリンピアンを含む各国代表の選手が激しくぶつかり合い、一進一退の白熱した攻防を繰り広げていました。また、試合ごとに対戦チームを称えるセレモニーが行われ、ノーサイド精神のもと対戦相手を称え合い握手を交わす姿は、言語や文化などの国境を越える、まさにスポーツの力を象徴するものと感じました。各国のプレーに対して他国の選手が惜しみないエールを送る様子もまた、国際大会ならではの素晴らしい光景でした。
 本大会は、大会レギュレーションで入場料を取らないことが定められているため、ホッケー関係者を中心に約400人のボランティアを集り、大会運営を支えていました。また、感染症対策面では、試合毎に選手が使用したロッカールームやベンチの清掃・除菌を行い、会場入口では大会関係者及び観客への検温を行うなど、徹底した感染防止に努めていました。本助成金はこれらの感染症対策で必要な経費や大会運営にかかる費用を補うために活用されていました。
 そのほか、大会の会場では、地域の自治体や地元商店街及び協力団体と連携し、受付前の広場ではさまざまな種類の屋台が並び、地域住民と大会参加選手の間で国際交流が行われ、大会を盛り上げていました。
 本大会が行われた会場は、東京オリンピックで使用された会場であり、その会場で国際大会が開催されたことは、東京オリンピックにおけるレガシーの活用に大きく貢献したと言えます。
 今後、本大会で蓄積したノウハウを活かし、ホッケー競技のより一層の普及・競技力の向上に努め、東京オリンピックレガシーの継承と活用、スポーツ振興に寄与することを期待します。

(令和4年10月27日 往査により実施)

助成団体 公益社団法人日本ホッケー協会
活動名 WMH Masters Hockey World Cup 2022 Tokyo
活動細目名 競技会開催(競技)
助成金額 10,000,000円


公益社団法人日本ホッケー協会 公益社団法人日本ホッケー協会
(写真)大会の様子

関連サイト

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