助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:愛媛県松山市】
令和3年度地域スポーツ施設整備助成で、松山市中央公園野球場人工芝生化改設事業を行った愛媛県松山市の調査を実施しました。
松山市中央公園は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」にちなんで名づけられた「坊っちゃんスタジアム」をメイン球場に、サブ球場の「マドンナスタジアム」をはじめ、プール、武道館、テニスコート、多目的競技場などが併設されたスポーツエリアです。
今回調査を行った松山市中央公園野球場(坊っちゃんスタジアム)は、最大収容人員3万人を誇り、最新設備が導入されたグラウンドのほか、屋内練習場やブルペンも完備された中四国屈指の本格的なスタジアムです。
年間を通じて少年野球から社会人野球まで利用されており、高水準な環境での大会が開催されています。地方都市では初めてとなる3回目のプロ野球オールスターゲームの開催や東京ヤクルトスワローズの秋季キャンプ地としても使用されており、するスポーツだけでなく、様々なスポーツシーンの拠点として多くの方から愛されています。
しかし、経年劣化による人工芝の部分的な剥離や損傷、摩耗によるクッション性の低下などがあったため、利用者の安心安全を確保し様々な大会を適切に開催するために、今回人工芝の全面改修を行いました。
改修後は、クッション性が増し安全に競技を実施できるようになったことから、利用者からも「足腰への負担が減った」と好評を得ています。
今後の課題は、定期的な清掃などを適切に行い、人工芝の状態を維持していくことや、部分的に劣化しやすい箇所があるため、必要に応じて修復していくことが挙げられます。
今後も、松山市中央公園野球場が地域住民から親しまれるスポーツ振興の拠点として、より一層活用される施設になることを期待します。
(令和4年12月9日 往査により実施)
助成団体 |
愛媛県松山市 |
事業名 |
松山市中央公園野球場人工芝生化改設事業 |
事業細目名 |
人工芝生化改設
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助成金額 |
24,000,000円 |
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(写真)松山市中央公園野球場の様子 |
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