令和3年度地域スポーツ施設整備助成で、佐賀県立伊万里実業高等学校のホッケー場の人工芝生化新設を行った佐賀県の調査を実施しました。
佐賀県の中でも、特に伊万里市は、1976年の国民体育大会(若楠国体)のホッケー会場となったことから、ホッケー競技が盛んとなり、競技の普及・強化が進められてきました。本ホッケー場は、整備前から伊万里実業高等学校ホッケー部の利用のほかにも、学校開放により佐賀県ホッケー協会に所属する団体や、伊万里市のホッケースポーツ少年団など、多くの団体に利用されていました。また、2024年には、佐賀県が国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の開催地となり、佐賀県立伊万里実業高等学校がホッケーの試合会場となることから、この度、スポーツ振興くじ助成金を活用し、佐賀県内で唯一のJHA(日本ホッケー協会)公認となる人工芝ホッケー場の整備を行いました。
整備前はクレーのホッケー場であったため、土埃が舞い、固い土や小石の跳ね返りによるケガや打撲の危険がありましたが、人工芝に整備することで、安全で快適に競技を行う環境を整えることができました。
施設の利用者からは、「安全にプレーができるようになった」「A級公認芝で練習できるので実戦的で効果の高い練習ができ、成績向上につながる」と喜びの声が寄せられています。
令和4年7月には、未経験者を含めた佐賀県の小学生・中学生・高校生を対象に「夢見るホッケー教室 in 佐賀」が開催され、講師に元さくらジャパンの選手を招聘し、更なる施設活用の可能性も高まってきています。
「2024年国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会」が成功を収め、大会開催後も佐賀県立伊万里実業高等学校のホッケー場が佐賀県のスポーツ活動の拠点として、地域スポーツの振興に大きく貢献していくことを期待します。
(令和4年12月15日 往査により実施)
助成団体 |
佐賀県 |
事業名 |
佐賀県立伊万里実業高等学校商業キャンパスホッケー場人工芝生化新設事業 |
事業細目名 |
人工芝生化新設
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助成金額 |
38,400,000円 |
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(写真)佐賀県立伊万里実業高等学校ホッケー場の様子 |
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