令和5年4月14日、春山シーズンを前に、富山県警察山岳警備隊が遭難者の救助を想定した今年度初めての訓練が本研修所で行われました。
救助訓練では、ロッククライミング人工壁を利用し、崖から宙づりになった遭難者を搬送する手順を確認するほか、谷底や川に取り残された遭難者を、ロープを高い位置に張って上部から救出する訓練が行われました。
山岳警備隊 飛弾晶夫隊長のコメント
「国立登山研修所は登山に関する専門的な施設がそろっており、隊員の育成や技能向上に役立っている。研修会では山岳ガイドの皆さんや講師の方々と情報交換を行うことができ、最新の知識や技術が学べる場でもある。また、いつ発生するか分からない山岳遭難事故に対して、安全に迅速な救助活動を行うためにも、国立登山研修所は大変有用な施設である」
▼救助訓練の様子