令和4年度の山岳遭難者数は、前年より431人多い3,506人で、統計が残されている1961年以降で最多となったことが警察庁のまとめで分かりました。遭難件数や負傷者数も過去最多を更新しています。(下図:警察庁HPより)
登山中は10の危険があります(①道迷い②転倒・転落・滑落③熱中症・脱水症④落石⑤火山噴火⑥落雷⑦増水・鉄砲水⑧危険な野生動物⑨雪崩・崩落⑩低体温症・凍傷)。遭難を未然に防ぐために、体力に合った登山計画、万全な装備等、入念な事前準備を行い、安全で楽しい登山を行いましょう。
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立登山研修所では、公益社団法人日本山岳ガイド協会と協働して、山岳遭難事故防止に向けて、安全登山の普及啓発として「安全登山ハンドブック」を毎年発行しています。この冊子は、全国の主要な登山口、登山用具店、ビジターセンターなどに配布し、無料で登山を行う皆様の手に渡るようにしています。是非ともお読みいただき、安全登山を実践してください。
また、スポーツ庁や警察庁等、山岳遭難対策中央協議会で作成している山岳遭難セーフティーカードもご参考ください。万が一、道迷いや事故が発生した場合の対処についての内容になっています。
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安全登山ハンドブック>[PDF:7.8MB]
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山岳遭難セーフティーカード>[PDF:1,939KB]
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令和4年における山岳遭難の概況>(警察庁ホームページへリンク)