写真:アフロ
「食」が身体をつくってくれる!
ストレスを貯めず身体を喜ばせてあげる
ロンドンオリンピックの銀メダリストの三宅宏美選手。三宅家の食卓や大好きなお米について、さらには苦しかった減量時のエピソードもお伺いしました。
- 【競技成績(一部抜粋)】
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- 2015年
- 世界選手権 3位
- 全日本選手権 2位
- 2014年
- アジア大会 8位
- 全日本選手権 優勝
- 2013年
- 全日本選手権 優勝
- 2012年
- ロンドンオリンピック 銀メダル
主食/豚キムチチャーハン
豚もピリ辛の味付けも好きで、ご飯が進みます。主食はご飯派で、一日1回はご飯を食べないとダメな人です。時々朝ご飯にパンを食べることもありますが、練習のときは絶対ご飯じゃないとパワーが出ないので調子が上がってきません。一番好きなご飯のお供は納豆。そこに昆布と卵を入れて、お味噌汁かけんちん汁があれば最高です!(笑)
主菜/ゆで豚のねぎソース
ゆで豚がすごく好きなんです!野菜と一緒に食べるのも好きですし、ソースをアレンジすることもあります。ポン酢をかけてさっぱりと食べたり、ゴマ油と塩でサムギョプサル風にしたり。豚肉はビタミンB₁等の栄養素がたくさん入っているし、茹でることで脂質が少なくなりますよね。
副菜/けんちん汁
色々な種類の野菜が入っているので選びました。他のメニューから、あまり野菜をとれなくても、けんちん汁を組み合わせることで、野菜をたくさん食べることができます。生野菜のサラダとは違って、煮ることで味や食感が変わるので食べやすくなります。一番好きな汁物は「芋煮」で、絶対おかわりをしてしまいます!
デザート/冷やしぜんざい
お餅が大好きです。海外遠征の際に、白玉粉を持って行ってホテルで「白玉団子」を作ったこともあります。ウエイトリフティングは、ウエイトコントロールを伴う競技ですが、甘いものも食べたいときはあまり我慢をせず、全部は食べずに少し食べて、その分練習します!試合前でも食べることもあります。なるべくストレスをためないようにしています。
減量時は
まず野菜から食べるようにしています。温野菜を中心に色々な野菜をミックスして、納豆や豆腐も入れて味を変えながら食べています。ただ、最近は普段から体重50kgくらいをキープしているので、前日に調整するくらいです。長期間の減量は、心身ともにすごくきつく、お腹が空くときちんと練習ができなくなってしまうので、ストレスを溜めずに、食べた分はしっかり運動することを心がけています。2004年に5kgの減量したことがあるのですが、そのときの野菜とささみの生活は本当に苦しかったです!計量後の回復時はおにぎりを食べますね。海外だとお湯を入れてすぐ食べられるアルファ米を利用することもあります。
三宅家の食卓
母が作ってくれるスープが昔から大好き。野菜や鶏ガラで出汁をたっぷりとった、薬膳スープのようなものですが、にんにくでしっかり味を出した、深みのあるスープです。今は東京にいるので実家に帰ったときしか食べられませんが、帰省すると必ず用意してくれます。
料理の盛り方にしても、大皿から食べると自分の食べた量が分かり難くなるので、小鉢に入れて何をどのくらい食べたか分かるようにしてくれたり、食べることがマンネリ化しないように器を変えてくれたり、目で見て楽しむような盛り付けを工夫してくれたり。いつも美味しいのでペロッと食べてしまいますが、すごく時間をかけてくれていると思います。
食事は一番の楽しみでもあって、美味しいと思える感覚、食べたときに幸せと思えることは大切なので、疲れているときは好きなものを食べて身体を喜ばせるようにしたり、練習後の献立をチェックして楽しみにしたり。食事は身体の源なので、日々大切にしています。
応援してくれる子供たちへメッセージ
なるべく好き嫌いなく、偏らない食事ができたらいいと思います。まんべんなく食べるその「食事」が身体を作ってくれると思うので、食べるのも練習だと思って食べてください!でも、疲れたときは自分が食べたいものを食べること。それがまたパワーになると思います!
インタビュー実施日:2015年12月21日